甘草(カンゾウ)は、漢方薬の成分として耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
甘草に含まれる「グリチルリチン」は副腎のコルチゾール分泌を促し、炎症を抑える働きがあるので、体内に風邪などによる炎症があると、これを抑えてくれる働きがあるのです。
このため、甘草を含んだ漢方薬は非常に多く、欧米でも「リコリス」とよばれ、ハーブティーや、シロップとして広く使われています。ちょっと体が弱っているな、と感じるとき、お茶にして飲んだり、シロップをなめたりします。
しかし、日本ではあまり「甘草」や「リコリス」を商品として見かけることはありませんね。
実は、甘草に含まれるグリチルリチンには、副作用があるため、1日の摂取量に上限値が設けられています。
過剰な摂取は高血圧やむくみに繋がるとされています。
ここでは、コルチゾールの分泌促進を目的とした食物のひとつとしてご紹介しておきますが、使用には注意点があることをお忘れなく。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/グリチルリチン
資料:[EN_CANDIDA.ATOPY_6]副腎のための栄養素
副腎からのコルチゾール分泌を促す:甘草
