腸管内は腸管壁から分泌された粘液に覆われています。ここに家族との接触や食べ物などを介し、腸管内で生きていける菌が棲みつきます。
やがて多くの細菌がひしめくように繁殖して、腸内細菌叢を形成します。健全な腸内細菌叢を育んだ腸管内では、食べ物の消化やビタミンの生成、そして食べ物の中に危険な存在が混ざっていないかも監視しています。腸内細菌叢なしに、腸管は正常に機能しないのです。アレルギー症状の緩和に向けたアプローチを行う上でも、腸内細菌叢の存在は重要視しなければならない存在です。
私たちの体に棲みつく菌は、「常在菌」と呼ばれます。常在菌は働きによって、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられます。
①人体にとって良い働きをする菌を善玉菌
②悪い働きをする菌を悪玉菌
③どちらでもないが、勢力が拡大した方に加勢して働く菌を日和見菌
腸管以外にも、私たちの体には多くの菌が棲みついていますが、人体のどの部分で形成される細菌叢でも、必ずこの三者が入り交じって構成されています。善玉菌だけで構成されるよりも、悪玉菌や、日和見菌が一定の割合で混在するくらいの方が、健全な細菌叢だと言えます。
(http://zendamakin.jp.net/hiyorimikin.html)
コメント
このページ内の腸内細菌の割合にあるような図があると分かりやすいですが、入れるの如何でしょうか。