(写真:ゆでた押し麦(大麦))
かつては栄養学的にあまり意味がないと考えられていた食物繊維ですが、近年の研究では人体の免疫バランスに大きく関わっていることが分かっています。食物繊維には水溶性と不溶性があり、β(ベータ)グルカンにも水溶性と不溶性かあります。分泌性と細胞壁型です。は不溶性に分類されます。
一般的に、不溶性食物繊維の機能としては、不要な成分を取り込んで排泄を促したり、主に大腸で腸内細菌のエサとなるなどして、腸運動を活発にさせる働きが挙げられます。
その他にも、ベータグルカンには小腸の免疫細胞を刺激して免疫系機構全体に作用し、マクロファージやナチュラルキラー細胞などの働きを活性化するとされ、アレルギーやガンの予防に摂取を薦められています。
ベータグルカンを多く含む食べ物としては、キノコが代表的とされてきましたが、近年では大麦も注目されていて、海外では1日3000mgという目安を設けて、積極的に摂取を薦める国もあります。