膵臓をケアする栄養素としてはミネラル類が挙げられます。膵臓は外分泌、内分泌のいずれの機能ももっていますが、どちらの働きにもミネラルが不可欠です。中でも重要なのが亜鉛です。
亜鉛はタンパク質合成に関わり、筋肉や骨、皮膚、脳、内臓などあらゆる器官に含まれています。新陳代謝を促進するので、怪我や病気で傷ついた組織を修復する際は、より多く必要になります。
また、免疫を司る白血球の働きにも関わっていて、亜鉛を補給することで菌やウイルスなどによる感染症リスクが下がることも分かっています。
[オススメ食材:牡蠣]
亜鉛を多く含む食品としては肉類です。中でもレバーが挙げられます。また、魚や貝類にも含まれていて、代表的なものには牡蠣があります。植物性食品では大豆や大豆製品にも含まれます。
食品中の亜鉛は熱に対しては強い成分ですが、水に溶けやすいため調理で出た水分も捨てずに食べることが大切です。また、亜鉛に限らずミネラルはビタミンと一緒に摂ることで吸収率が上がります。野菜や果物と合わせた献立で効率のよい摂取につながります。
(写真:牡蠣)