腎臓 ~ビタミンD活性化と体内環境の安定を司る~

[未消化物によって疲弊する腎臓] 

肝臓で生成され、血中に放出された尿素を濾しとり尿にするのが代表的な腎臓の機能ですが、他にもホルモンの生成、血圧の調整にも関わっています。 

また、食事などの影響によって血液が過度に酸性やアルカリ性にならないよう、ある程度一定の範囲内に保つ機能も持っています。消化力が落ち腸内環境が悪化した状態では、血液が過度に酸性かあるいはアルカリ性かに傾きやすくなり、腎臓はフル稼働を強いられることになります。 

 

また、腎臓はカルシウムの吸収に必要なビタミンDを活性化する場でもあります。人体には皮膚に日光があたることでビタミンDを合成する回路が備わっていますが、生成されたビタミンDが機能するためには肝臓と腎臓で活性化されなければなりません。食材から得たビタミンDも活性化を経なければ働くことができません。 

ビタミンDは免疫バランスを調整する働きをもつため、アレルギー症状をもつ人にとっても重要です。不足しないよう食事に気をつけたり、日光を意識的に浴びることも大切ですが、これを無駄にしないように腎臓のケアもしておくことが大切です。 
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