GABAで首、鎖骨のアトピーが消えた話

 アトピー性皮膚炎の湿疹が出現する体の場所にはある程度決まった傾向があります。腕、足の屈伸部分の内側が代表的ですが、耳たぶの下の付け根のところや首、顔や額などもそうです。皮膚炎が出ている患部というのは、赤みや痛み、またかゆみもあって煩わしいのですが、かゆみについては意外に日中は治まっていることが多く、気にせずにすごすことができます。しかし、赤く乾燥していかにも痛そうな患部は周囲から見れば、あるいは周囲に見られることは、かゆみ自体よりも本人にとってつらいことだったりします。腕や足の患部は衣類である程度隠すことができますが、隠すことのできない頭部に湿疹が出ているときは、本当につらい時期になります。

 私も子供のころから耳たぶの下の付け根のところが耳切れしていたり、額だけ黒くカサカサになっていたりしてきました。また顎ラインにそって痒みがあったり、首の前面から鎖骨にかけて常に皮膚が赤くなった状態も続きました。冬にとくに悪化する気がしましたが、夏でも消えることはなく、本当に辛かったです。

 それが、あるサプリメントを、グルタミンダイエットをしながら飲むようになってから消えてしまいました。漢方薬から、ビタミン剤からとにかく何を飲んでもダメだったのがあっさりと。。本当に驚きました。

 そのサプリメントとは「GABA」です。ギャバ、と読みますが、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。ときどき、血圧を下げるグアバと勘違いされている人もいますが、違うものですよ。ギャバは、食物に含まれる成分のひとつで、神経を鎮める働きをもつとして注目されています。正確な名称はガンマアミノ酪酸といいます。サプリメントにもなっていますが、お菓子にもなってたりしますよね。チョコレートとか。

→ amazonで販売中のGABAを見てみる

 その作用をすこし具体的にいうとGABAは、交感神経が過剰に働いている状態を抑え、副交感神経の働きを上げ、リラックスした状態になりやすくするとされています。GABAは神経に作用する成分なんですよ。かつ、交感神経や副交感神経の中枢は脳にありますからGABAは脳に作用できる可能性があるのです。しかしながら、GABAがどのようなメカニズムで脳や神経系に働きかけるのかはまだ明確には分かっていません。食物として摂取したGABAが腸に働きかけることで神経を介し、脳に作用しているのか、ダイレクトに脳に届いて神経系に作用しているのか。。とはいえ、GABAを摂ることで過度に興奮した交感神経を鎮めてくれることは確かなようです。

 で、アトピー性皮膚炎との繋がりについてですが、アトピー性皮膚炎自体が交感神経の過剰興奮状態にあることが一因となっているとする説があるのです。あと、下記の文献を読んだことですね。交感神経は脳から全身まで一筋で繋がっているのではなくて、頸胸部あたりで一回切り替わってるんですね。頭と首(頸部)あたりまでの交感神経とそれより下の交感神経はルートに少し違いがあるんです。私の首や鎖骨付近の赤みはこのあたりの自律神経の働きに不均衡が起きて発生しているのではないか、と考えました。

で、GABAを摂ってみようと思いました。それも、アメリカのサプリメントで。日本のサプリメントと比べて含有量が桁違いです。GABAはアメリカでも注目されていて、ちゃんとサプリメント出てますよ。飲んでから数日で、首の赤みがとれ、鎖骨のあたりも自然な肌色になってきました。ほんとうにビックリ。私には合ってたんですね。。

 首や頭部のアトピーに悩んでいる人、一度GABAをお試しになってはいかがでしょうか。

→ amazonで販売中のGABAを見てみる

参考文献

東京女子医科大学 医学部 病理学「柴田教授夜話 第38回」

http://www.twmu.ac.jp/Basic/patho1/yawa038.pdf

タイトルとURLをコピーしました