【Column】カビ(真菌)感染による健康への影響は、現在非常に警戒されています

真菌は、核をもったれっきとした「生物」であり、その細胞構造も私たち人間のものとほぼ変わりありません。
このため、同じ微生物による感染症でも、ウィルスや細菌と同じような薬剤では効果がないか、人体にも深刻な影響のある薬剤を使わざるを得ないなど、すこしやっかいな部類になります。
さらに、近年では真菌感染症の脅威について重要視されるようにもなってきていて、真菌を医学的に研究する医真菌学会も、今後の気候変動や多くの人種間交流で新たな真菌感染症の局面があるのでは、と警戒しています。
真菌感染症のひとつに数えられるカンジダ症においても、近年多くの研究がされ、日本においてもガイドラインが作られ、統一された治療がなされるよう進められています。
カンジダ症治療の 実践的臨床ガイドライン: 米国感染症学会による 2009 年改訂版
(http://www.idsociety.org/uploadedFiles/IDSA/Guidelines-Patient_Care/PDF_Library/Final_Japanese_version_of_Candida_2011.pdf)

日本医真菌学会ホームページ(http://www.jsmm.org/)
資料:EN_CANDIDA.ATOPY_1

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