ここまでの記事で、現在、真菌の作用が、アレルギーや他の様々な症状に影響している、と考えられていることをご紹介しました。真菌による感染症は非常に注目されています。
ヒトの健康に影響する真菌にはさまざまな種類がありますが、中でも、カンジダは、皮膚においても、消化器内においても、もともとヒトの体によく見られる菌でありながら、その勢力が過剰に大きくなると、様々な症状の引き金になると考えられ、注目されています。特に腸内環境が荒れ、カンジダが繁殖すると、免疫のバランスが狂うと考えられています。
体内の真菌繁殖を防ぐにあたり、まず重要なのは、やはり普段の食物選びで、本来の自己の免疫バランスを正常に保つことです。それには、そもそも私たちの体に基本的に必要な栄養バランスを理解すること。それに加えて、真菌などの外部からの侵入に的確に応答する免疫構築を支える栄養についても心得ておくことです。これだけで、体力を維持し、免疫力を保つことに繋がり、真菌の過剰繁殖をかなり抑えられます。
さらに、近年注目されているカンジダへの対策を心がけておくことも大切です。現代の私たちの食生活には、カンジダ繁殖をさせやすい食品が、登場しやすくなっています。カンジダの知識がないままですと、栄養的には充分でも、カンジダの増え易い献立に成りかねません。カンジダ繁殖を抑制する働きをもつものを知っておくと、毎日の食生活で効果的に真菌対策ができるようになります。
真菌対策には、まず体力、免疫力の源となる食事が重要。さらにカンジダを抑制するポイントも抑えておこう!
