腎臓の濾過機能を支援する:クロマメ

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腎臓の機能といえば、肝臓で生成され、血中に放出された尿素を濃しとり、尿にするのが、代表的なものとして挙げられますが、その他にも多くの機能を担う腎臓では、血中から拾った尿素からアンモニアを作る機能ももちます。この機能も、大変重要な働きです。
さて、尿素からアンモニアを加水分解で生成する際に働く酵素に、「ウレアーゼ」というものがあります。アンモニアを産生する器官は腎臓以外にもありますが、どの器官でも、この酵素があることで尿素を分解する化学反応は促進されます。ウレアーゼは体内に棲む菌によって生産されるものもありますが、ここでは食物由来のウレアーゼについてご紹介します。
食べ物で酵素を補うことは、体内の化学反応をスムーズにさせることに繋がります。ウレアーゼの補給は腎臓の負担を軽くし、腎機能を支援することに繋がるのです。
ウレアーゼを多く含む食品としては、マメ類が挙げられます。なかでも、ナタマメが有名ですが、ここではもう少し手に入り易いクロマメを取り上げることにしました。
クロマメには、このウレアーゼのほかに、黒い色素に含まれる、アントシアニンというポリフェノールがあります。アントシアニンは、強い抗酸化作用をもち、血液をサラサラにします。
豆の蛋白質
豆類の栄養といえば、やはり蛋白質が豊富であることに注目しておかなければなりません。
肝臓のところで、豆について触れませんでしたが、健康な肝臓の維持には、良質なタンパク質の摂取が欠かせません。その点で、豆に含まれる豊富なタンパク質は日頃からタンパク源として利用したいものです。
豆は腎臓のためにも、肝臓のためにも心がけて摂りたい食物であると言えます。
資料:[EN_CANDIDA.ATOPY_7]腎臓のための栄養素

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