第6章 「食べる」の未来
4:止まらない環境破壊(わいずでぃっしゅオリジナル)
飢餓だけでなく、増えすぎる人口も問題になっています。
爆発的に人口が増えるとその国では、食糧だけでなく、電気や水など、生活インフラのすべてが不足します。これに伴い、それを補うための新しい施設や住まいや農園が、手つかずだった森林や山を切り崩し、作られました。
人口増加が著しいブラジルでは、アマゾン川流域に広がるジャングルが開拓され、発電施設などに作り替えられました。
同じ様に、人口が増えた中国でも、森林開発や渓谷のダム化が進められました。
人間の増加によって、人間の手が加わる場所が多くなり、それと反比例するように、もともとあったジャングルや森林、渓谷や、川が姿を消しているのです。
開発された土地は、従来もっていた保水量を保てず、降った雨水が洪水となって下流の町を襲う災害が多発するようになりました。
第6章 4:止まらない環境破壊
