脱顆粒を防ぐ効果が確認されたフラボノイド「ケルセチン」ですが、実はまだその安全性に関してははっきりしていません。
アレルギーでの注目が集まるケルセチンですが、具体的な量の値がとれる研究論文が血圧や血糖値におけるものが多く、アレルギーに効果的な量がはたしてどのくらいなのか示しているものが見つかりませんでした。アレルギー以外での研究では1日に500mgほど摂取してものが最大量だったようです。
フラボノイド自体が植物にはよくある成分で、ケルセチンも野菜を多く摂る人は一日に300~500mg近く摂っているとの推測もされています。(だったんそば茹麺(ケ
ルセチン含量 330mg/摂食))
したがってサプリメントでこの量を摂取しても安全だと考えられていますが、長期的、かつ大量の摂取に関するエビデンスはいまだ存在していないようです。
食品で摂取可能な量を、安全と思われる最大量として、「500mg」のケルセチンを商品としているサプリメントメーカーが多いようです。