運動と呼吸を意識して行う

第二章でご紹介したように、アレルギー症状の発症には自律神経の働きが関わっていると考えられていて、自律神経バランスを整えるための方法についても研究がされています。 

自律神経バランスを整える方法として最初に挙げられるのは、適度な運動と睡眠のバランスをとることです。副交換神経のほうが強くなっている傾向にあるなら、日中の活動量を増やして交感神経側への傾きを取り戻し、副交感神経側への過剰な傾きを補正します。自律神経は本来、私たちの意志ではコントロールできない神経に属しますから直接どうにかすることはできませんが、このように活動と休息の時間をきちんととり、メリハリのある生活をおくることで、間接的にではありますが自律神経に働きかけ、本来の生体リズムを取り戻して免疫のバランスも整うと考えられています。 

また、最近では運動以外にも呼吸法や体操、マッサージや経絡(ツボ)なども注目されています。とくに呼吸は自律神経への作用が早く現れるとされていて、瞑想などもたいへん注目されています。 
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