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γリノレン酸:抗炎症性プロスタグランジンを作って炎症性プロスタグランジンの働きを抑える

プロスタグランジンには炎症性のものと抗炎症性のものがあります。アトピーでは炎症性プロスタグランジンが多く作用しているとされていますが、抗炎症性プロスタグランジンを増やすことでこれを抑えることができると考えられています。抗炎症性プロスタグラン...
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EPA、DHAの抗アレルギー効果

魚に多く含まれる油、EPAやDHAはその分子構造からオメガ3脂肪酸とも呼ばれます。オメガ3脂肪酸はインターロイキン-1,インターロイキン-6,およびTNF-α といった炎症性サイトカイン産生に必要な細胞内情報伝達系を 遮断することでその産生...
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カカオポリフェノールは好中球の過酸化水素産生や、好酸球の脱顆粒を予防する

好中球の働きについても言及している貴重な論文がありました。カカオのポリフェノールで好中球の脱顆粒や、顆粒の働きを抑えることができる結果があるそうです。カカオといえばチョコレート、おいしいですし、うれしいですね。しかし糖分には要注意ですね。
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メチル化カテキンのIgE受容体発現抑制効果と、脱顆粒抑制効果

発酵茶などに含まれる「メチル化カテキン」は抗アレルギー作用があるとされていますが、その具体的なめかにずむについての研究がありました。顆粒を放出する細胞にはIgE受容体が発現し、ここにIgEが結合して脱顆粒がおきますが、メチル化カテキンはこの...
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亜鉛のマスト細胞の脱顆粒抑制効果

すでに感作した肥満細胞が抗原刺激を受けても、亜鉛は肥満細胞のヒスタミン放出を抑制する、という実験結果です。肥満細胞内で顆粒が細胞膜へ接近するのを亜鉛が抑制しているようです。
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マグネシウム不足が続くとヒスタミンの放出がしやすくなる

肥満細胞がIgEに感作しているわけでなくてもマグネシウムが不足した状態では細胞がヒスタミンを放出しやすくなることを示唆する結果が得られています。
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ケルセチンは単体よりも他のフラボノイドと同時に摂取するほうが脱顆粒作用が強まる

ケルセチンは肥満細胞からのヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症物質を放出しますが、ケルセチンはこの放出を防ぎます。しかし、ケルセチンは他のフラボノイドとあわせることでさらにその効果を増します。
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ケルセチンはHO-1の発現および活性を増強させることにより抗アレルギー作用を示す

HO-1(Heme Oxygenase 1)は,熱や酸化ストレス,炎症性サイトカインなどによって発現が誘導されるタンパク質。抗酸化・抗炎症蛋白です。「ヘムオキシゲナーゼ」と読みます。ケルセチンは肥満細胞におけるHO-1の発現および活性を増強...
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好塩基球が産生するIL-4を抑制してB細胞のIgE産生細胞への分化も抑制するフラボノイド

フラボノイドとは植物がもつ成分で、さまざまな生理活性があることが分かっています。アレルギーへの抑制作用が認められるものも多く、具体的なメカニズムが明らかになってきたものもあります。抗アレルギー作用の強さを、好塩基球からのIL-4産生の抑制作...
アトピー性皮膚炎関連トピックス

T細胞に「Mina」が多いとアレルギーになりにくい、少ないとなりやすい

アレルギーに「なりやすい」、あるいは「なりにくい」といった体質には、遺伝的要因が関係しているのではないかといわれていますが、マウスでの研究の結果、アレルギーになりにくいマウスの系統では、T細胞に多くの転写因子Minaが存在し、アレルギーの発...
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