私たちは意識しませんが、実は皮膚は常に周りの環境に合わせて、内部を守るために変化し続けています。 そもそも私たちの肉体は、子孫を残すための機能を中心に成長、発達、そして老化していきますが、その大きな流れのなかで、日々かわる気象や温度変化にも対応しています。 ですから、私たちの性別や年齢に応じたホルモン分泌の影響を受けながら、一方で気温が高ければ汗腺を開いて体温をさげたり、低ければ表面の毛細血管の流れを止めて、内部の保温を維持しようとします。 皮膚は、ホルモンと自律神経の働きを受け、内部の健康維持を目的としてコントロールされています。 皮膚が乾燥している場合は、これらの要因が原因になっているのです。 冬は空気が乾燥するため、皮膚の水分は空気中に奪われてしまいます。ふだんから乾燥肌の人はひび割れてしまうほど乾燥してしまいます。 冬のスキンケアはとても大切です。 さらに血行の悪い人も乾燥します。細胞内の水分保持には油分が、さらに組織の水分保持には皮膚組織で生成される保湿成分が重要です。 これらはホルモンの働きが関わってくるため、それに応じた栄養を補強するなどして対応しましょう。
皮膚が乾燥する原因
